【読書と英語】トム・ソーヤーとハックルベリー・フィン

雑記

こんにちは、アマチュア読者です!

最近オンライン英会話を始めたのですが、読書が好きな先生を何人か見つけることができ、本についての楽しく会話ができています(もちろん片言です)。

国を越えて、読んだ本について語り合えるのは本当にワクワクします。

マーク・トウェインの少年文学

先日は文学の古典作品が話題に上がりました。

わたくしアマチュア読者は、マーク・トウェインの『トム・ソーヤーの冒険』をちょうど読み終わったところだったので紹介しました。

絵本でしか読んだことのない作品で、トムが仲間と家出をしてテント生活を送る話だと思っていたのですが、原作を読むとさまざまな冒険やいたずら話が含まれていました。

ある話の重要人物が別の話でも登場するような構成にもなっていて、伊坂幸太郎の小説を思い出しました。

もちろん、英語でおもしろおかしく小説を紹介するのは難しかったのですが、先生が同じくマーク・トウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』を読んでいたこともあって何とか理解してもらえました(たぶん)。

『トム・ソーヤーの冒険』を読み終わるまで知らなかったのですが、トムとハックは友達で、トム・ソーヤーの冒険の続編がハックルベリー・フィンの冒険なんですね。

いつかは読もうと思っていた本だったのですが、タイミングが合ったので英会話のあとで購入しました。

同じ冒険好きの少年でありながら、トムは学校に通い、ハックは学校へ行かず家なし生活を送っています。

トムは学校に友達がいるけれど、ハックには頼りになる友達が少なく、トムが学校の友達と仲良くしているのを知って嫉妬するシーンがあります。

一方で、トムは学校に行かずに自由な時間をすごしているハックを羨ましく思っています。

『トム・ソーヤーの冒険』ではトムの学校生活も描かれていますが、トムが遅刻をして先生に怒られたり、かわいい女の子との恋愛を楽しんでいる間にハックは何をしているのだろうと想像しました。

ジョージ・オーウェルとオルダス・ハクスリー

一方で、英会話の先生が紹介してくださった本がジョージ・オーウェルの『1984』でした。

ディストピア小説の代表作となっている本書は、最高権力者が市民を徹底的に監視する社会を描いています。

反乱分子を抹殺するために市民お互いを監視させ、表現が豊かにならないように「自由」や「反乱」といった語彙を取り除いた言語である「ニュースピーク」を普及させます。

本書を読んだのは数年前でしたが、いまだに監視社会に疑問をもって行動した主人公の末路を思い出すとぞっとします。

『1984』は全体主義社会を風刺した文学作品ですが、現在のインターネット社会では違った形で監視社会が形成されつつあるでしょう。

先生は上記に加えて、『1984』と並ぶディストピア小説であるオルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』も紹介してくださいました。

原タイトルは”Brave New World”です。

先生に見せていただいた洋書の装丁がきれいでした。

人間の不満を取り除き、快楽を追い求める社会が舞台となっているようですが、残念ながらわたしは未読のために込み入った話はできずじまいでした。

本書も早いうちに読みたいと決心しました。

おわりに

海外の古典的な名作は国や世代を超えて読み継がれています。

わたしは英語が流暢なわけではないですが、育った環境や文化の違う人達と共感できる作品を読めることに喜びを感じています。

外国の人と本の話をすると、環境は違っても人間の喜怒哀楽は同じなのだと思います。

本を読むのが好きで英語に興味がある方は、ぜひ英会話にチャレンジしてみてください。

わたしはこれまでオンライン英会話はおろか、英会話教室にも通った経験がなかったのですが、ネイティブが使う簡単で便利なフレーズが載っている本を読んで英会話に役立てています。

最近読んでよかった本はこちらです。

2億語以上のビッグデータから日常で使われる300万語に限定して、アメリカ人の使用率が高いフレーズがまとまっています。

本書に載っていたフレーズを使って、”I really like reading”(本を読むのが好きです)と実際の英会話で使ってみました。

ご興味があれば手にとってみてください。

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